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ユニフォームのTPOを考える

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まずそもそもTPOとはなんなのでしょうか。

T=時(Time)、P=場所(Place)、O=場合(Occasion)

これらの頭文字を取ったものがTPOになります。

「時間と場所、場合に応じた方法・態度服装等の使い分け」を意味した、和製英語です。

この言葉を発案したのは、かつて1960年代に一世を風靡したアパレル企業「VAN」の創業者である、石津謙介さんです。

では、どの様な場合がTPOをわきまえているといえるのでしょうか。その成功例と失敗例についてご紹介していきます。

・成功例
プロサッカー選手として、大成功を収めたデヴィット・ベッカム選手。人とは違う奇抜なファッションで、腰パンなどといった姿で歩いている姿が、様々な雑誌やテレビで取り上げられました。しかしながら、サッカースタジアムへの移動中や記者会見、様々な賞の記念パーティー等の場で腰パンの様な格好になっているでしょうか?そんなことはありません。TPOにあった服装を選び、決められた制約の中でおしゃれを楽しんでいるのです。

・失敗例
バンクーバー冬季オリンピックに日本代表として出場した、スノーボード選手の国母和宏選手。そんな国母選手は、代表選手団が空港に現れた際の服装でマスコミ等から批判を受けてしまいました。なぜ批判を受けてしまったのか、それは選手団公式ユニフォームの着こなしが原因と考えられます。ユニフォームを腰パンで履き、シャツを出して、ネクタイをずらすという格好でカメラの前に姿を現したのです。見た目だけで、その人がどの様な人かを判断する事は出来ませんが、オリンピックという場でのTPOを考えた際のこの様な着こなしは批判の対象となってしまう原因の一つとなります。

通常のユニフォームに関しても、同じような事が言えます。
例えば、飲食店等の清潔さが大切となってくる職場で、ほこりが付きやすかったり、大きな飾りが付いている様なユニフォームを着ている人が居たらどうでしょうか。あまりいい気分ではありませんよね。また、工事現場等のけがの発生などが考えられる現場で、Tシャツの様な薄いユニフォームを着ている人が居た場合、これもその場に合ったユニフォームとは言えません。しっかりと厚みがあり、かつ動き易いユニフォームがこの場所では最適なユニフォームになってくるのです。

この様に、TPOに合ったユニフォームを作ることで、無駄な心配や失敗の原因をなくし、効率の向上にもつながって行くのです。

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