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ユニフォームの機能性と進化

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新しいユニフォームを作る際には、デザインなどにこだわり見た目の良いものを作ることも大切ですが、自分たちがそのユニフォームをどんな場面で着ることになるのかを考える事も必要となってきます。いくら格好良いユニフォームを作ったとしても、使う人の立場に見合わないものであってはいけません。
ここでは、いくつかの候補を挙げどんな機能性をもたせたユニフォームを作っていけばいいのか解説していきます。

1、作業服の機能性
工事現場などといった現場での作業を行う方が着る作業服の場合、様々な機能が考えられます。まず、工事現場ということもあり工具などを多く扱う方が多いために、工具などを入れるポケットが多いものが最適です。また、現場監督など書類などに書き込んだり、会社との連絡を取ったりすることが多くなることが予想されますので、ペンや携帯電話等を入れるためのポケットも必要かと思います。
また、現場を動き回ることも少なくはないため、動き易い素材を使うことも重要となってくるでしょう。
2、食品等製造業に関するユニフォームの機能性
食品等の製造業に携わる方が着るユニフォームとして、一番重要視すべき点は異物混入を防げるかどうかという点です。食品に関する異物混入に関してとても厳しく取り締まりをしている日本において、この点を無視することは出来ません。例えば、毛髪が落ちないように、毛髪がすっぽり収まるようなフィット性の高いヘアーネットなどが必要となってくるでしょう。
また、インナーからのごみや体毛の落下を防ぐために、袖口や裾口を絞るといった工夫も必要となってくるでしょう。また、油を扱う様な現場では、繊維から油が離れ易い様に加工を施したり、そもそも油が付きにくくする必要も出てきます。また、それらの油汚れを洗濯・漂白する際に、生地が劣化しないような洗濯耐久性・退色防止加工等が施されたものだと、より機能性が高いと言えるでしょう。
3、医療現場などで着用する白衣の機能性
医療現場で着用する白衣に関して、まず大切なポイントとなってくるのが「清潔かどうか」という点です。看護師や医者は多くの患者と接する職業です。見た目での清潔感はもちろんのこと、患者の世話や医者のサポートなどをする際にかく汗から、雑菌が発生したりすることがないように、優れた通気性を持たせることも重要なポイントとなってくるのです。雑菌の繁殖を許すと、院内での二次感染等の疑いも出てきますので、通気性の優れた白衣は必要不可欠となります。最近ではさらに、生地に抗菌加工が施されたものも出てきています。
また、日ごろの仕事の中で体を動かすことが多い看護師ですので、体の動きを阻害しない伸び縮みするストレッチ素材を使うことも重要です。これらのことから、看護師側も患者側もストレスなく快適に過ごすことが出来るのです。
最後に、全体を通して新たな繊維開発や筋肉の動きに合わせて、生地が体にフィットする形成技術など、着々と進化を続けています。また、3Dプリンターを使って個人個人の体に合った形に作り上げる試みなど、今後もユニフォームの機能性向上から目が離せません!

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